TOEキャンプスキット台本 DISC2 上

103 レイス・・・。
リッド
キール
リッド
ファラ
メルディ
ファラ
「レイスの奴!まさかインフェリアの元老騎士だったとはな。上手くだましやがって!」
「観察力が不足しているからだ。だまされるほう
が悪い。」
「そんなこといったって、アイツほんとに上手く商人になりきってたんだぜ。な、ファラ?」
「・・・そうだっけ?」
「レイス、悪い人には見えなかったよ。な、ファラ?」
「う、うん・・・。」

104 いつものファラ
リッド
ファラ
リッド
ファラ
リッド
ファラ
リッド
「おいファラ?」
「あぁ、リッド・・・。」
「しっかりしろよ。いつものファラらしくねぇぞ?」
「いつも、いつもの私って、どんなだっけ?」
「周りが困るくらい正義感があって、無鉄砲で明るくて前向きで、お前はそういう奴だろ?」
「そうだったかな・・・?」
「そうだよ・・・。」

105 今は進むしかない。
リッド
キール
メルディ
リッド
キール

リッド
「今頃、やっぱりあれかな、俺ら大罪人だったりすんのかな?インフェリアで。」
「あぁ、間違いない。」
「メルディたち悪い事してない、いい事しようとしてるよ!」
「あ〜あ・・・王様がメルディみたいに考えてくれればなぁ・・・。」
「グランドフォールがセレスティア人によって生み出されたものじゃないことを証明できれば、
 疑いもはれるさ。そしてそのためには、前に進むしかない。」
「あぁ、そうだな。」

106 キール君、話を聞かない。

キール
メルディ
キール
メルディ

キール

メルディ
「おい、みんな起きろ!」
「ん、朝とても早いよ。みんなが眠ってる。」
「見てみろよ、朝日が粒子状に広がっている。」
「ワイール!セレスティアたまにある。幸福の雪と呼ぶよ。
 幸福の雪、一緒に見れると、恋人たちは、幸せ・・・」
「大気中に浮遊する微粒子の乱反射か、いや、気温変化に伴う、晶霊の相互作用かもしれないな。
 セレスティア固有の現象であるということは・・・」
「メルディが話、聞いてるか?」

107 キール君、ホームシックになる。
キール
メルディ
リッド
キール

リッド
「インフェリアの味が、懐かしいよ。」
「セレスティアの料理、そんなに不味いか?」
「不味くね〜よ、美味い美味い。腹に入れば何でも美味いぜ。」
「インフェリアにいた頃は、毎日変わらぬ食事にへきへきしていたものだが、
 いざ離れてみると、なんでもない普通の食事がこいしくなるものだな。」
「お前さ、たんにホームシックなんじゃねぇの?」

108 キール君、殺されかける。
ルディ
キール
メルディ
キール
メルディ
キール
メルディ
「これ、ご飯にふりかけると美味しいよ。」
「フッ、どうだか。薬と菓子の区別もつかない奴の味覚なんて、信じられないな。」
「ホントに美味しいって、食べてみてよ。」
「原料は何だ?」
「ん、知らないよ。さっきそこで拾った。」
「捨てろよそんなもの。殺す気か?!」
「美味しいのにぃ。」

109 ソディはセレスティア料理の基本です。
メルディ
ファラ
キール

リッド
キール
メルディ
「メルディの料理、美味しくないか?」
「あ、そんなことないよ。」
「ソディとかいう香辛料だが、使う量を減らしてほしいな。
 食材の持つ本来の味わいが失われてしまっている。」
「そうか?」
「ま、味覚の欠如した奴には、解からないだろうな。」
「でも、ソディ使わないと、セレスティア料理じゃなくなっちゃうよ。」

110 恐怖の10物語―青い×キャー×オムレツ作る?
ファラ
リッド

キール
ファラ
リッド
ファラ
リッド
「10物語、やろっか。」
「1人ずつ順番に怖い話をしていくと、10話目が終ったとき何かが起こるってやつか?
 ンな物騒な話やめようぜ・・・。」
「フン、ためしにやってみたらどうだ?くだらない迷信だって事がすぐ解かるさ。」
「じゃ、まず私から・・・みんな、ピヨピヨの卵って食べるよね?」
「オムレツ作ると、美味いんだよな。」
「卵を割ったときに、黄身が青かったら、不幸に取り付かれるらしいよ・・・おしまい。」
「な、何でそんなこと言うんだよ、俺もうピヨピヨの卵割れね〜よ〜。」

111 キールは生き生き
リッド
メルディ
キール
リッド
キール
リッド
「キール、お前こっちの世界の方があってんじゃねぇか?」
「ほ〜んと生き生きよ。」
「別にセレスティアが気に入ってるわけじゃない。研究対象として、興味深く感じているだけだ。」
「アイメンの人たちと気が合ってたじゃね〜か。」
「フッ、あれはお互いの興味の方向性が一致したから、積極的に情報交換をしたにすぎない。」
「・・・そういうの気が合うってんだよ。」

112 キール君。まるくなる。
メルディ
キール
メルディ
リッド
キール
リッド
メルディ
キール
「♪るろら〜り〜・・・」
「それは、セレスティアの民謡か?」
「はいな!♪りろら〜る〜・・・」
「ほぉ〜。」
「何だ?気持ち悪い目で見るな。」
「キールもまるくなったなぁ。今までだったら絶対怒鳴ってるぜ。食事中に歌うな!とか。」
「メルディの歌の、上手すぎるせいだな。」
「断じて違う。うぬぼれんな!」

113 あ〜あ。
メルディ
キール
メルディ
キール
メルディ
キール

「キールぅ、今日も遅くまでお勉強か?」
「ああ、セレスティアで見聞きした事をまとめておくんだ。いつか論文として仕上げたい。」
「えらいな。えらいんだな!」
「夜に大声出すな!」
「キールセレスティア好き、メルディとてもうれしぃ!」
「誰が好きだなんていった?・・・あ、いや、嫌いとも言ってないが。
 あ〜もう、勉強のじゃまだ、さっさと寝ろ!」

114 なぞなぞっ!〜ったく、近頃の若い娘は・・・〜前編
メルディ
キール
リッド
メルディ
「ワイール!メルディがなぞなぞ考えたぁ。入るとこ一つ、出るとこ二つ、な〜んだ?」
「お前、なぞなぞの意味解かってるか?」
「ほら穴でそういうのがあるとか、なしだぞ。」
「なんだよ、メルディばかじゃない!これほんとのなぞなぞ。考えてよぉ。」

115 なぞなぞっ!〜ったく、近頃の若い娘は・・・〜後編
メルディ
リッド
メルディ
キール
リッド
「なぁなぁ、メルディがなぞなぞが答え、解ったか?」
「入るとこ1つ、出るとこ2つって、あれか?・・・降参だ。」
「なんだよぉ、答えは、ぱんつだよぉ。」
「ぱ、ぱぱぱ、パンツって、人前でそんな言葉を口にするな!」
「かわいいやつ。」

116 キール君、すごいことを教える。
ファラ
キール

リッド
メルディ
リッド
キール
「キール、メルディに勉強教えてあげてるの?」
「それほど大そうなことは教えてないさ。だが、飲み込みがはやいようだ。
 何しろ、勉学に対してやる気があるからな。」
「何で俺見て言うんだよ。」
「メルディ、いろいろ知ったよ。たとえば・・・痴情のもつれ!」
「う、ごほっ、ごほっ、お前、すげぇこと教えるな。」
「ぶ、げほっ、げほっ、ち、違う、断じて教えてな〜い!」

117 恐怖の10物語―山小屋×じいさん×恐がりリッド
ファラ
リッド
ファラ
リッド



キール
リッド

「10物語しよっか。さ、次はリッドの番。」
「やだね。10話やっちまったら、怖いことが起こるんだろ?」
「途中でやめたら、も〜っと怖いことが起こるんだよ・・・。」
「ん・・・やりゃいんだろ。俺のじいさんとその友達が、山小屋に泊まったときの話だ。
 目をつぶると、子供の声が耳元でする。・・・まだですか?まだですかぁ?。
 じいさんは、必死に耐えた。けど、友達はその声に耐えかねて、ついに、いいですよ。
 と応えてしまった。」
「どうなった?」
「明け方、じいさんが目を開けてみると、隣に寝てたはずの友達の姿は、影も形もなかったそうだ。
 ・・・以来、その友達の消息は、不明のままだってよぉ・・・。」

118 恐かったんだ・・・。
ファラ
メルディ
キール

ファラ
キール

メルディ
キール
「セレスティアには、すっごく速い乗り物があんだね。」
「はいな!晶霊鉄道、速い速い!」
「速ければ良いというものではないだろう。
 乗客を安全に目的地まで運ぶ事こそ、重視されるべきだ。」
「恐かった?」
「誰が恐いものか!僕はただ、交通機関の設計において、安全性の確保が、
 いかに重要な要素であるかという事を・・・」
「恐かったんだな?」
「恐くなんてない!」

119 心配ないよ。
ファラ
リッド
ファラ
リッド
ファラ
リッド
「よっ、はっ、たぁ!・・・」
「お、稽古再開か?」
「うん、長いことサボってたら、体がなまっちゃったよ。」
「ずいぶん元気じゃねぇか。」
「いつまでも落ち込んでる私じゃないよ。ガレノスにも励まされたしね。」
「・・・ガレノスのおかげ、か・・・。」

120 こいつは。
メルディ
キール
メルディ
キール

メルディ
キール
「ガレノスがこと、好きか?」
「わからん。」
「きらいか?」
「好きとかきらいとか、そういう基準では考えられない。
 ただ、僕はガレノスを認める。彼の研究や学説は、意義深いものだからな。」
「それって、好きのことだな?」
「知らん!」

121 平和な世界で思い出そう。
メルディ
キール
メルディ
ファラ
メルディ
リッド
「これも、おもいでか?」
「な、何だ、いきなり。」
「こうやって、みんなでご飯食べるの、おもいでか?」
「そうかもね。あと何十年経っても、この旅のことは思い出しそう。」
「ワイール!メルディ、おもいでもち。」
「のんきに思い出せる日がくりゃいいけどな。」

122 ファラ・・・?
メルディ
リッド
メルディ
ファラ
メルディ
リッド
「目がつぶってても、キラキラ光ってる〜。」
「地晶霊の宿った石って、きれいなんだなぁ。」
「ほら、見て、お星様みたいよ。」
「星・・・?あ、そろそろ寝るね。おやすみ。」
「ファラ、どうしたか?」
「さぁ。」

123 聞けよ!
キール


メルディ
リッド
メルディ
キール
メルディ
リッド
「インフェリアとセレスティアの環境は、多くの点で異なっているが、
 遥か古代には、同一の存在であったのではないかという仮説を裏付ける証拠も、
 いくつか見出す事ができる。例えばこの岩石だが、確かに・・・」
「リッド、なぜ痛そうな顔してるかぁ?」
「はぁ・・・痛いんじゃねぇ。辛いんだ。メルディは奴の長話に退屈しねぇのか?」
「しないよ〜。キールが話が聞いてると、ためでなる。」
「・・・という訳なのだが、解かったか?」
「え?はいな!ばっちりよ!」
「解かってねぇな、ぜったい。」

124 恐いんだってば!
キール
メルディ
キール
リッド
メルディ

キール
「晶霊鉄道、もう乗らないよな?」
「キールがまた乗りたいのか?」
「ごほっ、ごほっ、いや、遠慮しておく。」
「今度はも〜っとスピード出そうぜ。」
「うわぉ!ブレーキきかないやつも多いから、スピードは出るよ。
 どんど〜ん!・・・キールぅ、どうかしたかぁ?」
「なんか、気分が・・・。」

125 恐怖の10物語・視線×生首×信じない・
キール

リッド
キール

メルディ
キール
リッド
キール

「10物語をしてやろう。
 ま、当然僕はこんな非科学的なものは信じないのだが、ミンツ大学に、面白い噂話が伝わっていてね。」
「回りくどい奴。」
「風晶霊研究室の学生が体験した話だ。講義中、どうも後ろから視線を感じる。
 気になって振り向くと、人なつっこい顔が彼を見ていた。」
「どこが恐いか?」
「顔しか、無かったんだ。生首は言ったそうだよ。・・・僕の胴体を知りませんかぁ?」
「ぎゃ〜!」
「数十年前、窓に首をはさまれて亡くなった学生がいたそうだ。ま、僕は信じないがね。」

126 ノームさんは思う。
ウンディーネ
ノーム
シルフ
ウンディーネ
シルフ
ノーム
シルフ
「ノーム、何か思う事があったら、遠慮は要りません。話してください。」
「はぁ〜、ボクが思うことぉ?なんだろなぁ、はにゃ〜。」
「やめやめぇ!こんな奴に何聞いたって、時間のムダさ。何も考えちゃいないのさ。」
「いいえ、わたくしは、ノームの力を、よ〜くぞんじあげてますよ。」
「ちぇっ、ボクの言うことより、ノームを信じるのかい?」
「んふふ、ボク思っちゃった。シルフって、オ・コ・ド・モ!」
「う、うるさいうるさい!ノームのネションベンたれ!」

127 苦手なの!
チャット
クイッキー
リッド
チャット
リッド
クイッキー
チャット
「・・・寄るなよ。」
「ク、キ、キ、ク。」
「何でそんなに嫌がんだ?かわいいじゃねぇかよぉ。」
「無理です、そのふさふさした毛。体が受け付けません。動物嫌いは、遺伝なんです!」
「そういえば、チャットの親の話って聞いたことねぇな。やっぱり、海賊なのか?」
「クイッキー!」
「うわ―、もうやだ〜!」

128 恐怖の10物語・戦争×足音×天上へ
メルディ

リッド
メルディ

リッド
メルディ

「10物語、メルディがばん。セレスティアの話する。
 セレスティア、戦争多い世界な。戦争、たくさん人死ぬよ。」
「もう、トリハダ立ってきたぜ。」
「戦争終わった後の、ある街、夕方になると、足音する。・・・ザック、ザック、ザック、ザック。
 振り返ると、誰もいない。そんでな、また前向くと、・・・ザック、ザック、ザック、ザック。」
「勘弁してくれよ〜。」
「どこまでいっても、足音追ってくる。怖いよ〜。角曲がった時、風吹いた。
 足音、悲鳴に変わった。たくさんの死んだ人たち、空へと昇ってったとさ。」

129 キール君、凍る。
リッド
ファラ
メルディ
リッド

キール
「はぁ〜、お〜、さび〜。」
「ほんと、たまんな〜い・・・。」
「暖かコート着ても、寒いかぁ?インフェリアン、たいへんな。」
「ここまで寒い地域は、インフェリアには、ねぇんじゃなかったっけ?
 ん、キール?今日は、おとなしいな。」
「くちびるが、かじかんで・・・。」

130 氷の大晶霊
リッド
キール
リッド
キール
リッド
「大晶霊って、人間を痛めつけることも、あるんだな。」
「人間の行い次第だろう。」
「でも、この仕打ちはひどすぎんじゃねぇのか、街1つつぶす気かよ?」
「いちいち僕に聞くな。セレスティアの大晶霊については。まだよく解かっていないんだ!」
「氷の大晶霊は、血も涙もねぇ、恐ろしい奴なんだろうな。俺はそう思うぜ。」

131 寒い!!!
キール
ファラ

リッド
ファラ
リッド
キール
リッファラ
「こう寒いと、寝ることすらできないな。」
「寒い寒いって考えてると、よけい寒くなっちゃうんだよね。
 気を、紛らわしてみよっか。はい、ダジャレで、ポン!」
「マジかよ、俺、ダジャレなんて・・・」
「布団が吹っ飛んだ!はい、次リッド。」
「え、だぁ〜、じゃ〜、猫が寝転んだ!ほい、次キール。」
「僕?う、あ、えっと、キールが木を切ーる!」
「さ、さむぅ〜・・・。」

132 恐怖の10物語・女の子×道案内×進歩なし。
ファラ


キール
メルディ
ファラ

リッド
キール
「10物語、私の番だね。ある夫婦の話をするよ。
 山の中で迷子になって、途方にくれていると、白い服を着た少女が現れて、
 道案内してくれたんだって。」
「おおかた、そいつが幽霊たったんだろ?」
「道案内は、いい幽霊。」
「そうかな。途中何度も危険なめに遭いながらも、どうにかふもとまで降りてくると、
 少女はこう言って消えたそうだよ。・・・死んじゃえばよかったのに!」
「いやぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
「進歩のない奴。」

133 微笑ましい?
セルシウス

ウンディーネ
イフリート
セルシウス
イフリート
ウンディーネ
「ウンディーネ、相談があるの。こんな感情を持つなんて、はしたないとは思うのだけど、
 どうしてもダメなの。わたし。我慢できない!」
「ん、イフリートですか?大晶霊にも、苦手意識は存在しますからね。」
「お、セルシウスとウンディーネじゃね〜か。こそこそ話してんじゃね〜ぞ。」
「うるさいなぁ、近寄らないで!」
「か〜、とほほほほほ・・・。」
「はたからは、十分、微笑ましいやり取りに見えるのですがね。」

134 大切な仲間
ファラ
メルディ

ファラ
メルディ
ファラ
「どお、少しは落ち着いた?」
「はいな!ありがと。はじめはメルディ、1人が行こうとした。
 でも、みんながいてくれたよ。それ、よかった。助かった。」
「そっか、そう言ってくれると、私もうれしいな。」
「はいな!仲間は大事ね。信用、いちなん。」
「うん、大事だよね。信じたいよね。」

135 時間をください。
キール
メルディ
キール
メルディ
ファラ
キール
ファラ
「ヒアデスを、昔から知ってると言ったな。」
「・・・はいな。」
「どういう知り合いだったんだ?」
「それは、え・・・と・・・。」
「ほらキール、手伝って。洗濯物がたまって大変なの。」
「僕はメルディに・・・」
「あのね、メルディには時間が必要なの。はら、分かったら行くよ。」

136 恐怖の10物語・不思議×迷子×赤髪の子供・
リッド



メルディ
リッド
キール
リッド


「げ、10物語。もう俺の番?
 あ・・・と、えっと・・・ん、怖いってより、少し不思議な話でもいいか?
 俺が子供の頃、かくれんぼで夢中になりすぎて、
 ずいぶん森の奥まで入っちまったことがあってさ。そしたら、雨が降ってきて・・・」
「迷っちゃったか?」
「ああ。だけど、男の人が現れて、帰る道を案内してくれたんだ。」
「で、最後に、死んじゃえはよかったのにぃ。とでも言われたのか?」
「違う!ちゃんと帰れたよ。・・・ただ、この前の雨の日、狩の途中で会ったんだよな。
 迷子になってる、赤い髪の子供に・・・。」

137 恐怖の10物語・徹夜×椅子×1人きり?・
キール
リッド
キール

メルディ
キール

リッド
キール

「・・・これは以前、僕がミンツ大学で体験したことなんだが・・・」
「な、なんだ、10物語か?いきなり始めんなよ!」
「どうしても理論の実証ができなくて、徹夜していた日のことだ。
 一心不乱に計算式を解いていると、後ろに人の気配がする。」
「生首ィ〜!?」
「さあね、振り返る暇もなかった。
 で、どうにか結果を出せた翌朝、のびをしたら何かに当たった。」
「ん、何だよ、な、なんに当たったんだ?」
「椅子だよ。研究室中の椅子が、僕のすぐ後ろに積みあがっていた。
 その夜、研究室にいたのは、僕ひとりだというのにね・・・。」

138 考え過ぎ。だってキールは・・・
ファラ
メルディ
ファラ
メルディ
ファラ
メルディ
「メルディ、何考えてんの?」
「えっとな、メルディ、キールに、最近いっぱい嫌われてるみたい。」
「な〜に言ってんの。キールの愛想無しは前からじゃない。」
「でも、メルディが傍寄るだけで、キールが、パッと離れてしまうよ。」
「気のせい気のせい。きっとまた、考え事しながら歩いてただけだって。」
「そかなぁ・・・。」

139 また居ないし。
メルディ
リッド
ファラ
リッド
ファラ
リッド
メルディ
「大晶霊たち、何歳なのか?」
「え、大晶霊の年?う〜ん、人間と違って長生きだとか、キールが言ってたような・・・。」
「だったら、500歳くらいじゃない?」
「そんなにいってね〜だろ?せいぜい100歳ってとこじゃねぇの?」
「大晶霊なんだもん。ぜ〜ったい500歳は超えてるはず!」
「その自信^^はいったいどこからくるんだよ。」
「はぁ・・・キールがいればなぁ。」

140 ファラさん、そんなに驚くのは失礼では?
フォッグ
ファラ
フォッグ
ファラ

フォッグ
ファラ
フォッグ
「アイラの奴、デデちゃんにエサやんの忘れてね〜だろうな?」
「デデちゃん?ああ、フォッグのペット!」
「オレ様は、一時的な世話係よ!」
「じゃあ、ほんとの飼い主は別にいるんだ。あぁ、ピンと来ちゃった!
 大切な誰かの預かり物でしょ。ズバリ、恋人とか!」
「おう、正しくは、アレ、女房だがな。」
「うっそ〜、フォッグって奥さん居たの、ほんとに?すごいすご〜い!」
「おぅ、すごいのか。」

141 セレスティアの未来はやな世界?
ファラ
フォッグ
リッド
フォッグ

ファラ
フォッグ
「セレスティアには革命軍が多いの?」
「おぅ、やわなガキ集団がほとんどだがな。」
「シルエシカは違うのか?」
「おぅ、違うとも。ま、アレようちは。
 ほれ、自由に権力争いできる、その・・・自由な世界を創るっつう、は、アレがあるからよ。」
「なんか、やな世界目指してんだね。」
「あ、そうか?」

142 フォッグの魅力
フォッグ
チャット

ファラ
チャット
ファラ
チャット
「ふっはぁ〜っははははははは、ほ、ほ、おい、坊主、酒はね〜のかぁ〜?」
「ありません〜!まったく、何を考えているのでしょうか。
 あの人をリーダーにしている集団なんて、信用できるんですか?」
「まあまあ、その分、副官のアイラさんがしっかりしてるから。」
「アイラさんは一体あの人のどこをかっていんですか?」
「フォッグには、大人の女にしか解からない魅力があるのかもよ?」
「どうせぼくは解かりませんよ。ええ、ぜっんぜん解かりませんね!」

143 甘党
リッド
チャット
フォッグ


リッド
フォッグ
チャット
「チャットって食べれないもんが多いんだな。」
「好きなものだってありますよぉ。あまにんどうふとか,あ、スイートパフェとか・・・」
「うへ、おいおいほらほらほら、好ききらいはよくねーぞ、
 そんなこと言ってから、オメェはほれ、アレだよ。
 その、いつまでたっても,え、その・・・それ、それ、えっと・・・」
「チビか?」
「そ!ソレ。」
「あなた、失礼な人ですね!」

144 好ききらいはダメ。
チャット
フォッグ
チャット
フォッグ

チャット
フォッグ
チャット
「健康そうですね。」
「まぁな。この38年、病気なんかしたことぁねぇぞ。」
「うらやましいです。ぼくはからだが弱くて・・・」
「ぐははは、おいおい、アレだぞ,好ききらいばっかしてねぇで、何でも食っとくことだ。
 坊主おらぁ。」
「ぼく,性別上は女なんですが。」
「はぁ〜っはぁ〜っはぁ〜っは、おいおい、そんなほそっこいガキに,男も女もあるか。」
「まったく、失礼な人ですね!」

145 やっぱりきらい。
フォッグ
チャット
フォッグ
クイッキー
チャット
「よぉうし、さっさと出発すんぞぉ!」
「あのぉ、勝手にまとめないでいただきたいんですけど,キャプテンは,ぼくなんですよ!」
「おいおいおい、何をごちゃごちゃ言ってんだよ。ガキはクイッキーとでもあそんどけぇ!」
「クイッ、クイッ・・・」
「うわ〜、卑怯者〜!」

146 リシテア?
リッド
フォッグ

リッド
フォッグ
リッド
フォッグ
「フォッグ,どうかしたのか?」
「お、おぅ。オメェら,長く旅してんだろ?途中で,あの,アレだ,
 髪の短い,ほそっこい女,見かけなかったか?」
「チャットなら,もう寝たぞ。」
「坊主じゃなくて,もぅちょっと年食った奴だよ。」
「年取ったチャット?う〜ん・・・想像できね〜な。」
「そうか・・・。」

147 いや,すっごく気になる。
フォッグ
キール
フォッグ
キール
フォッグ
「おっ、お、お、お、おい!インフェリアってやつはよ、セレスティアとは,違う世界なのか?」
「当たり前だ。僕たちの世界インフェリアは,オルバース界面をはさんで反対の方角にある。」
「おぅっ!オメェら,アレか,インフェリアンだったのか?」
「そう言ったろ,今までなんだと思ってたんだよ!」
「はぁ〜はははは、まぁ気にすんな。」

148 恐怖の10物語・ホテル×4人×かぶってる・
メルディ

リッド
メルディ

リッド
メルディ
リッド

「10ものがたり。あるホテルの話するよ。4にんの仲間たち,ホテル泊まった。
 買い物するため、1人残して、いったん、みんな出かけた。」
「おいおい、4人の仲間とか言うなよ。俺たちとかぶるだろ。」
「街の人に,ホテル泊まってる事言うと,顔色変わった。ホテルは昔,火事で焼けちゃった。
 あるはずないと言われたよ。」
「マジかよぉ。」
「あわててホテル戻ってみると,焼け跡に残してきた,仲間の死体が転がってたよ。」
「いや〜〜〜〜〜〜!!
 俺はこれから,どこに泊まればいいんだ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」

149 年の功
セルシウス
ノーム
イフリート
セルシウス
イフリート
ウンディーネ

シルフ
ウンディーネ
「ウンディーネは、いかなるときも落ち着いているわね。」
「なんてったって、ウンディーネしゃんだも〜ん。」
「オレが後ろから脅かしたときも,びくともしなかったもんなぁ。」
「後ろから脅かしたですって?何子供みたいなことしてんの,ばかみたい!」
「うっ、うっ、うっ・・・」
「まあまあ、私とて,いつも平静でいられているわけではありませんよ。
 そう見えるとしたら,それは・・・」
「それは、なんなのさ?」
「年の功でしょう。」

150 恐怖の10物語・経験者×真っ白×ヤバイ!・
ファラ
リッド
ファラ

リッド
ファラ

リッド
「ねぇ、10物語を終えた人たちの話って聞いたことある?」
「聞いたことねぇよ。聞きたくもねぇ。」
「どこかの村の若い衆が、1軒の古い屋敷にこもって10物語をやったらしいんだ。
 ところが、翌朝になっても誰も出てこない。心配になった村長が覗きにいったら・・・」
「ゴクッ・・・いったら?」
「みんな気を失ってたんだって。彼等の髪は,一晩で真っ白になってたそうだよ
 ・・・そこで何があったのか、誰もまだ正気を取り戻してないから,謎のままなんだよね。」
「おい、10物語って,やべぇじゃね〜かよぉ。」

151 かっこよかった。
ファラ
リッド
メルディ
ファラ
リッド
キール
「リッド、すそがほつれてるよ。縫ったげよっか?」
「何だよ,やけに,優しいな?」
「どうしてか?」
「リッドが、かっこよかったからかな。」
「やっと解かったか。」
「ファラの言葉をちゃんと聞いたか?過去形だったぞ。」

152 キール君、キンチョーする。
ファラ
キール


メルディ
キール
メルディ
キール
「キール,食欲無いの?無理してでも食べなくちゃ。決戦はすぐそこに・・・」
「言わないでくれよ!そのことを考えるから,食欲が減退するんじゃないか!
 だいたい、僕たちがやろうとしていることが,いかに無謀なことなのか解かっているか?
 僕たちは,総領主バリルについて,一体どれだけのことを知っている?」
「はぁ〜い、あ〜んしてよぉ。」
「ゴホッ、ゴホッ、何する気だ?」
「キール食べられないなら、メルディ食べさすよ。はい、あ〜んしてよぉ。」
「た、た、食べるさ。一人で食べられる。だから、僕から離れろ〜!」

153 不と無の違い
リッド
キール
リッド
キール
リッド
キール
「なんか嬉しそうだな。」
「マゼット博士の言ってた言葉が。ようやく理解できてきたんだ。」
「説明は手短に、か?」
「違う!不可知なる学問を知ろ、だよ。」
「無価値な学問?」
「不可知だ、ふかち!お前と喋ってると、決戦前に、体力がなくなりそうだ。」

154 メルディもキンチョー
ファラ
メルディ
キール

メルディ
「あれ、メルディ、食べないの?」
「食欲ないよ。キンチョーしてきたからかな。お腹も、胸も苦しいよ。」
「緊張?何似合わない言葉使ってるんだ。
 さっさと食えよ。戦力が落ちて、迷惑するのはこっちなんだからな。」
「なんだよぉ、メルディだってキンチョーするぅ!」

155 でないと、飛んでっちゃうよ。
フォッグ
リッド
キール
フォッグ

リッキル
フォッグ
「おぅ、オメェら、恋人はいるのか?」
「いや、べ、別に、そういう呼び名の知り合いは・・・」
「今は、学問に没頭したいんだ。」
「ふっはっはっはっはっ、学問もいいが、恋人もつくれ。
 恋人ができたら、アレだ、女房にしてやれ。女房にしたら・・・」
「・・・したら?」
「おぅ、アレだアレ、捕まえとけ、最後までな。」